下院共和党、一部議員が弾劾支持を公言
(CNN) 米下院民主党が提出したトランプ大統領の弾劾(だんがい)決議案に、複数の共和党議員が支持を表明している。
決議案はトランプ氏の支持者らが連邦議会議事堂に乱入した事件で同氏の責任を問い、弾劾訴追する内容。13日に下院で採決にかけられる。
下院の民主党は賛成でほぼ一致しているが、共和党の情報筋によると、同党からも10~20人の議員が賛成票を投じることが予想される。
12日にはまず、共和党で初めてジョン・カートコ議員が弾劾支持を公言した。カートコ氏はツイッターへの投稿で、「米国の大統領がこの攻撃を扇動して不問に付されるのを容認すれば、我が国の民主主義の将来に直接の脅威を及ぼす。したがって私はこれを無為のままに看過することができない」と述べ、採決で賛成に回ると言明した。
続いて下院共和党ナンバー3のリズ・チェイニー議員が声明を発表。「大統領がこの暴徒を呼び集め、攻撃の火をつけた」「それから起きた全てのことはかれの仕業。何もかも、大統領がいなければ起きなかったことだ。暴力を止めるために即刻、力強く介入することもできたはずだが、そうしなかった。米国の大統領が自身の職務と憲法擁護の誓いにこれほどひどく背くとは、前代未聞の事態だ」と強く非難した。
さらにもう1人、これまでも共和党議員でありながらトランプ氏を批判してきたアダム・キンジンガー氏が賛成を表明した。