銃5丁携帯の男が店に入店、警察が拘束 不審物発見で住民ら避難 米アトランタ
(CNN) 米ジョージア州アトランタのアトランティック駅にあるスーパーマーケットに24日、ライフル銃を持った男が入店し、駆けつけた警察に拘束された。現場では不審物が発見され、駅一帯が封鎖されて住民らが避難している。
これまでの捜査によると、ライフル銃を目に見える状態で携帯した男が同店に入り、トイレに入ったとの目撃証言があり、店からの通報で警察が駆けつけた。
警察はすぐに男を突き止めて拘束。調べたところ、長身の銃2丁とピストル3丁、防弾チョッキを発見して押収した。
アトランタ警察は、「男がトイレから出たところを、到着した部隊が直ちに拘束した」としている。
拘束されたのはリコ・マーリー容疑者(22)。無謀行為の疑いで勾留され、保健当局が精神衛生鑑定を行っている。
同容疑者が逮捕された直後に、同じ場所で不審物の通報があり、アトランタ警察が対応した。
住民にはメールを通じて「不審物が見つかったため、アトランタ警察の要請により、直ちにアトランティック駅地区と駐車場を閉鎖する」との通知が届いた。
アトランタ警察は現場にいた人たちを避難させて捜査を行っていることを明らかにした。不審物がスーパーマーケットの事件と関係があるのかどうかは分かっていない。
米国では2日前に、コロラド州ボルダーのスーパーマーケットで男が10人を射殺する事件が起きたばかりだった。アトランタ地域では1週間前、マッサージ店で起きた連続銃撃事件で8人が死亡している。
銃を隠さずに携帯することが認められている州では、目に見える状態で店内に銃を持ち込まないよう買い物客に求める小売店が増えており、今回の事件が起きたスーパーマーケットもそうした要請を行っていた。