コロナ対策の対人距離の確保、初の50%割れ 米調査

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コニーアイランドを散歩する人々=19日、米ニューヨーク市/Angela Weiss/AFP/Getty Images

コニーアイランドを散歩する人々=19日、米ニューヨーク市/Angela Weiss/AFP/Getty Images

(CNN) 物理的な対人距離を一定に確保する新型コロナウイルス予防策を順守している米国民は44%だったことが新たな世論調査結果で30日までにわかった。

調査は、米ニュースサイト「アクシオス」と世論調査企業「IPSOS」が共同で実施。同様の調査を始めて以降、この比率が50%を割ったのは初めてとした。2週間前の類似調査と比べ12ポイント下落した。

先々週時点での調査結果によると、順守からの離反は50歳以上やワクチン接種済みの国民で大きく目立った。ただ、性別、地域別、党派別、人種別に関係なく守らない国民が増えているともした。

自宅を出たらいかなる場所でもマスクを着用するとしたのは45%。2週間前の調査では58%だった。IPSOSによると、この比率の落ち込みはワクチン投与を受けながらもマスクを常時装着していた国民が減ったことが主因で、2週間前の65%が47%に大幅に落ち込んだ。

外出も増え、63%が友人や家族を訪れたとし、外食したのは58%。2週間前からはそれぞれ4ポイント増で、4月中旬時と比べ10ポイント上昇していた。

ただ、職場への出勤では大きな変化は見られず、自宅勤務やリモートワークを維持していると回答したのは3人のうちの1人。この比率は今年や昨年後半の期間を通じ、比較的変動なく続いている。

今回調査は、5月21~24日にかけ全米規模で各階層を代表する成人1102人を対象に実施した。

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