殺人罪に問われた米女子体操選手の兄に無罪判決 証拠不十分で

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米体操選手のシモーネ・バイルズさんと兄のテビン・バイルズ・トーマス被告/from Twitter/Simone Biles

米体操選手のシモーネ・バイルズさんと兄のテビン・バイルズ・トーマス被告/from Twitter/Simone Biles

(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で2018年末に3人が射殺され、女子体操五輪王者シモーネ・バイルズさんの兄が殺人罪などに問われた裁判で、判事は15日、証拠不十分の主張を認めて無罪の判決を下した。

事件では銃で撃たれた2人が即死、もう1人が搬送先の病院で死亡した。発砲した人物としてテビン・バイルズ・トーマス被告が特定され、19年に殺人や重暴行、虚偽供述の容疑で逮捕された。裁判は先月いったん審理無効が宣言され、再審理が行われていた。

判事が法廷で無罪を言い渡した後、傍聴席にいた人物が被告に襲い掛かろうとして保安当局者に制止された。

被告の弁護士は判決を受け、本人は2年半にわたり無罪を主張し続けてきたと強調した。

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