米国務長官と国防長官がキーウを電撃訪問、ゼレンスキー氏と会談

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飛行機に乗り込むブリンケン米国務長官=23日、米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地/Alex Brandon/Pool/AP

飛行機に乗り込むブリンケン米国務長官=23日、米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地/Alex Brandon/Pool/AP

(CNN) 米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は24日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、同国のゼレンスキー大統領や閣僚らと会談した。ロシアによる侵攻開始以降、ウクライナを訪れた米当局者としては最高位となる。

ゼレンスキー氏は23日にブリンケン、オースティン両氏が訪問すると発表していたが、米国側はコメントを控えていた。

米国務省高官によると、ウクライナ側からはゼレンスキー氏のほか、クレバ外相、レズニコフ国防相、モナスティルスキー内相が会談に参加した。会談は約90分間続いた。

同高官によると、ブリンケン氏は米国からの連帯を示す強いメッセージとして、米国の外交官が今週中にもキーウに戻る予定だと伝えた。また、バイデン大統領がブリンク現駐スロバキア米大使を駐ウクライナ大使として指名する方針であることも伝えた。駐ウクライナ大使は2019年5月に当時のヨバノビッチ大使が解任されて以来、誰も議会承認を受けていない状況だった。

この高官と国防総省高官によると、ブリンケン氏とオースティン氏は最近の対ウクライナ軍事支援、ウクライナ軍兵士への訓練、バイデン政権による7億1300万ドルの追加軍事財政支援の方針も伝えた。

両高官とも、ブリンケン氏とオースティン氏のキーウ到着直前に記者団に訪問を明らかにした。記者団は長官2人に同行していない。

両高官は、米国が依然としてこの戦争に直接関与しようとはしていないと強調し、「今回の訪問が米軍による現実の関与の前触れとなるものではない」と説明。国防総省高官は「大統領はウクライナで戦う米軍はいないと言う点を明確にしている。それはウクライナ上空を含んでいる」とも述べた。

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