米民主党支持者、75%が「大統領候補はバイデン氏以外に」
(CNN) 米与党・民主党を支持する有権者のうち75%は、2024年大統領選の同党候補にバイデン大統領以外の人物を望んでいることが、CNNによる最新の世論調査で明らかになった。
調査は22~24日、CNNの依頼を受けて世論調査会社SSRSが全米の1002人を対象に実施。このうち362人が民主党員または民主党寄りの有権者だった。
1~2月に実施した前回の調査では、民主党支持者の51%がバイデン氏以外の候補者を望むと答えていた。
最新の調査では24%が、バイデン氏では本選に勝てないとの理由で別の候補者がいいと答えた。前回の調査では同様の回答が18%だった。
バイデン氏の再選を望まないとの理由で別候補がいいと答えた民主党支持者は32%で、前回の16%から大幅に増加した。
一方、バイデン氏を党候補にしたいとの回答は25%と、前回の45%から急減した。
年齢別にみると、45歳以上の31%がバイデン氏を候補にしたいと答えたが、44歳未満ではわずか18%だった。
共和党員または共和党寄りの有権者の中でも、トランプ前大統領以外の党候補がいいと答えた人は55%と、前回の49%から増加した。
CNNが今月実施した別の調査によると、バイデン氏の支持率は30%台と低迷を続けている。背景には、インフレが家計を圧迫し、消費者信頼指数が3カ月連続で低下するなど、国内経済への不満が高まっている状況がある。