新型コロナ感染5日目、バイデン氏の体調は「大変良好」
(CNN) 新型コロナウイルスに感染して隔離中のバイデン米大統領は陽性判定から5日目の25日、オンラインで体調を尋ねた記者らの質問に「気分は大変良好だ」と答えた。
バイデン氏はホワイトハウスからビデオ会議に参加した後、記者らの質問に答えて「ここ2晩はぐっすり眠った」「今朝は犬に起こされたくらいだ」と報告。かすれ声はまだ続いているものの、通常の経過だと述べた。
毎晩体温や血中酸素濃度、脈拍などを測っているがいずれも正常値だと語り、予定された日程はすべてこなしていると強調した。
これに先立ち、同氏の主治医を務めるケビン・オコナー医師も同日の書簡で、症状はほぼ全快したと説明した。
オコナー氏によると、バイデン氏は24日、飲み薬「パクスロビド(日本ではパキロビッドパック)」の4日目の服用を完了した。
ウイルスは感染力の強いオミクロン株のBA.5系統であることが判明しているという。ジル夫人はデラウェア州の別荘に滞在中で、25日の検査でも陰性だった。ホワイトハウス内のスタッフも感染防止のため、人員を減らしている。
ホワイトハウスの新型コロナ対策チームを率いるアシシュ・ジャー調整官は25日の記者会見で、バイデン氏の濃厚接触者と認定された17人は同日時点で全員が陰性だったと述べた。