米国内でのウクライナ兵訓練を検討、パトリオット供与で
(CNN) 米国防総省は7日までに、米国がウクライナへ供与した地対空ミサイル「パトリオット」のウクライナ兵向けの操作訓練を米国内や海外、あるいは両方で実施することを検討していることを明らかにした。
同省のライダー報道官は記者会見で、「我々はウクライナ戦争においてこの種の訓練を提供すべき段階にいると明確に判断している」と説明。「ウクライナ側が祖国防衛と領土奪還に焦点を絞られるような態勢の維持を可能にさせるためだ」と説いた。
一方、国防総省は6日、ウクライナ軍に対するパトリオット関連の訓練が今月中に始まるとの見通しを示した。クーパー国防次官補代理は、訓練には「数カ月」要すると述べた。
米国は先月、ウクライナへのパトリオットの引き渡しを発表。巡航ミサイルや短距離弾道ミサイルの迎撃が可能なほか、これまで提供してきた防空兵器よりかなり高い空域で航空機を撃墜できるとしていた。