バフムートでロシア軍がわずかに前進も「大きな犠牲」 米軍トップ
(CNN) 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は15日、ウクライナ東部の要衝バフムートの戦況について、ロシア軍は「わずかに戦術的前進」をしているが「大きな犠牲を伴っている」と述べた。
ミリー氏によると、バフムート市内とその周辺では現在、激しい戦闘が展開されている。他の前線では「砲火がかなり飛び交っているものの、ウクライナ軍、ロシア軍双方に大きな前進はみられない」という。
ウクライナのゼレンスキー大統領は以前、ロシア軍がバフムートを掌握すればウクライナ東部の主要都市の制圧につながる「開けた道」を手にすることになると警告していた。
ロシアがウクライナに侵攻して1年が過ぎ、ロシア軍の兵士は「一致した調整と指示が一切ない」状態で戦争に投入されてきたとミリー氏は指摘した。
さらに「ロシアは自らが継続することを選んだ戦争のために人命と軍備の点で厳しい代償を払い続けている」と述べた。