米ロサンゼルス地域で異例の竜巻 1人負傷、建物や車に被害
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス南東部で22日、異例の竜巻が発生し、地元当局によると少なくとも1人が負傷した。
市の広報によると、モンテベロの工業地帯が竜巻に襲われ、建物少なくとも17棟が損壊した。うち11棟は被害の程度が大きく、使用は危険だと消防局が判断した。
ツイッターで「がれきが飛んでいた。どこもかしこも!!!」と伝えたユーザーは、上空から地上に向かって先端が細くなる灰色の雲の映像を投稿した。
市の発表によると、負傷した1人は軽傷だった。
米国立気象局(NWS)ロサンゼルス支部は22日夕、今回の暴風雨が竜巻だったことを確認した。竜巻の強さを表すEFスケールについては、まだ被害の程度を調査中だとして発表していない。
米海洋大気局(NOAA)によると、カリフォルニア州で竜巻が発生するのはまれで、年間平均で10回に満たない。発生したとしてもほとんどが規模は小さく時間も短い。
前日の21日夕刻には、ロサンゼルス北西部の海岸沿いの町カーピンテリアで、弱い竜巻がモバイルホームパークを襲っていた。この竜巻でパーク内のモバイルホーム25棟に被害が出ている。