警官の入力ミスで盗難車と勘違い、親子連れの車止めて銃を突きつけ 米

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停車させた車に近づく警官/Frisco Police Department

停車させた車に近づく警官/Frisco Police Department

(CNN) 米テキサス州フリスコで、バスケットボールの試合に行く途中だったアーカンソー州の一家の車を警官が盗難車と勘違いして停車させ、銃を突き付けて声を荒らげる出来事があった。フリスコ警察は過ちを認めて謝罪した。

警察の発表によると、フリスコ警察の警官が23日、州外ナンバーの車がホテルから出るのを見かけてナンバープレートを確認。この際に誤ってアリゾナ州の番号を入力したために誤った登録情報が表示され、この車は盗難車らしいと判断した。

警官は有料道路で片側を通行止めにして「危険な交通停止」を行い、応援の警官の到着を待った。

警察が28日に公開した警官2人のボディーカメラの映像には、運転席にいた母親と後部座席にいた小学6年生の息子が車から降りるよう命じられる様子が映っている。

警官の1人は銃を抜いて車に銃口を向け、「ゆっくり車から出ろ」などと指示。運転席の女性が合法的に銃を持っていることを告げると、「車の中で手を伸ばせば撃たれるかもしれないから気をつけろ」と声を荒げた。

運転席の女性は、後部座席にいるのは自分の息子とおいだと説明。女性の夫はもう1人の警官に「これは私の妻の車です。私たちはバスケットボールの試合に行くところです」と訴えた。息子の鳴き声も聞こえていた。

そこへフリスコ警察の巡査部長が到着し、現場の警官がようやく間違に気づいて謝罪した。父親は「大変なことになっていたかもしれなかった」と応じて泣き崩れた。

フリスコ警察のデービッド・シルソン署長は28日、「我々は過ちを犯した。関与した警官は直ちに過ちを認めた」と述べて謝罪。間違いが起きた経緯を調べ、再発防止に努めると表明した。

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