米大学卒業の外国人、永住権の「自動」取得を提案 トランプ氏

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集会で演説するトランプ前大統領=15日、ミシガン州デトロイト/Adam J. Dewey/Anadolu/Getty Images

集会で演説するトランプ前大統領=15日、ミシガン州デトロイト/Adam J. Dewey/Anadolu/Getty Images

(CNN) トランプ前米大統領は23日までに、米国の大学を卒業した外国人には同国のグリーンカード(永住権)を「自動的」に付与すべきだとの考えを示した。

ハイテク投資家らが司会役だったポッドキャスト番組に登場して述べた。大学の卒業証書の一部としてあるいは博士号を獲得できたのなら、永住権が得られるようにすべきだとし、短大も含む、と主張した。

トランプ氏は大統領在任時代、合法的あるいは不法な移民を締め付ける政策を打ち出しており、今回の発言はその姿勢を一変させる内容となっている。同氏は今年の米大統領選で移民問題を中心的な争点にもしており、挑発的な反移民の言動を示している。

永住権付与に関する発言は、司会を務めたハイテク投資家が世界各地から最優秀な人材を米国へ集めるための対策をトランプ氏に迫った際のものだった。これら投資家たちは最近、米サンフランシスコでトランプ氏の政治資金集めも支援していたという。

トランプ氏陣営の報道担当者は今回の発言に関連し、大学卒業生は審査を受け、全ての共産党主義者、イスラム過激派、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織「ハマス」の支持者、米国嫌いの人物や公的扶助の受給者は除外されると指摘。

CNNに寄せた声明で、このような審査を実施することによって米国に多大な貢献が可能な最たる技能を持つ大学卒業生を確保できるとトランプ氏は考えていると続けた。

トランプ氏はポッドキャスト番組で、米国の大学の外国人卒業の一部は米国内で起業できず、代わりにインドや中国のような国で事業を始めているとも述べた。

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