バイデン氏、「哀悼の祈り以上」の対応要請 学校銃撃受け銃規制訴え

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銃撃事件について発言したジョー・バイデン米大統領=5日、米ウィスコンシン州ウェストビー/Kevin Lamarque/Reuters

銃撃事件について発言したジョー・バイデン米大統領=5日、米ウィスコンシン州ウェストビー/Kevin Lamarque/Reuters

(CNN) 米南部ジョージア州の高校で発生した銃撃事件を受け、バイデン大統領は5日、連邦議会に銃規制の強化を求めた。この日は立法面の成果をアピールする予定だったが、自身の政権が達成できなかった銃問題に焦点を当てた。

バイデン氏はウィスコンシン州ウェストビーに拠点を置く太陽エネルギーメーカーで演説を行い、「きのうの学校銃撃に関して少し言及したい」と前置き。「国として、このような銃暴力による殺りくを今後も受け入れることはできない。私は銃の所有者であり、合衆国憲法の修正条項を強く信じている。哀悼の祈り以上のものが必要だ」との認識を示した。

さらに連邦議会の共和党議員を批判し、「もうたくさんだ」と「はっきり」言うべき時が来たと指摘。「協力して何らかの対策を取る必要がある」「アサルトウェポン(突撃銃)を禁止しよう」と訴えた。

バイデン氏はまた、身元調査の強化や銃器メーカーへの免責の廃止を求め、子どもが銃を手にすることを許す両親の責任を問うよう要請した。

「農村部に来ていることは分かっている。私の地元の州の農村部と同じく、誰もが銃を持っている場所だ」と指摘しつつも、「この話題は歓迎されないが、事実として、理性的な対応と非理性な対応は違う」と説いた。

そのうえで「あの子たちが戻ってくるわけではない」が、「我々が言及している対応を取れば命を救うことにつながる」と訴えた。

バイデン氏はかねてアサルトウェポン禁止措置の復活を訴えてきたが、議会共和党の抵抗に遭っている。

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