ハリス氏、バイデン大統領の「ごみ」発言から距離 民主党関係者は憤慨

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ハリス副大統領、バイデン氏の「ごみ」発言から距離を置く

ワシントン(CNN) 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は30日、共和党候補トランプ前大統領の支持者を「ごみ」と呼んだかのようなバイデン大統領の発言から距離を置いた。バイデン氏のこの発言は投票日が1週間後に迫る中、政治的炎上を引き起こした。

ハリス氏は記者団に対し、誰に投票するかに基づいて人々を批判することに「強く」反対すると述べた。バイデン氏のコメントについて本人と話したかとの質問に対し、ハリス氏は、29日の夜に同氏から電話があったが、コメントについては「話さなかった」と述べた。

ハリス氏はアンドルーズ空軍基地で「私の仕事は、人々が私を支持するかどうかに関係なく、すべての人々を代表することだと信じている」と語り、選挙で選ばれたら「米国人全員を代表する」といった、これまでの選挙活動で発言してきた内容を繰り返し訴えた。

バイデン氏は29日、ニューヨーク市のマジソン・スクエア・ガーデンで27日に行われたトランプ氏の集会でコメディアンが「ごみの浮き島」と呼んだ米自治領プエルトリコについて言及した。

バイデン氏はラテン系団体との電話会談で「私の故郷であるデラウェア州では、プエルトリコの人々は善良で、礼儀正しく、尊敬すべき人々だ」と語った。

同氏は「浮かんでいる唯一のごみは彼(トランプ氏)の支持者だ」と言い、ややあってから「彼のラテン系を悪者扱いする態度は非良心的であり、非米国的だ」と続けた。

バイデン氏は29日の夜、X(旧ツイッター)で、自身はトランプ氏の支持者が発言したプエルトリコに対する憎しみに満ちた発言をごみだと言及したと釈明。ホワイトハウスの報道官もこれに同調し、実際にそのように発言していたと主張した。

ハリス陣営はすぐにこうした発言を公に擁護したり、説明したりしようとしたが、陣営内外の非公開の場では、多くの民主党員がバイデン氏の発言に対する不満と懸念をひそかに唱えていた。

選挙陣営幹部らは支持者からの怒りに対処している。関係者によると、これらの声の中にはバイデン氏が投票日までの最後の6日間、公の場から完全に姿を消す方法を見つけるべきだとの意見もあったという。

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