挙式直後に新婦が交通事故死、飲酒運転認めた女に禁錮25年 米
(CNN) 米サウスカロライナ州で昨年4月、結婚式を挙げたばかりの夫婦が車にはねられ、新婦(34)が死亡した事故で、運転していた女が2日に法廷で飲酒運転の重罪を認め、禁錮25年の刑を言い渡された。
夫婦は事故の5時間前に式を挙げていた。空き缶を結び付け、「結婚しました」のプレートを付けたカートで披露宴会場を出たところへ、容疑者の車が突っ込んだ。新婦が死亡、新郎が重体に陥り、同乗していた参列者2人も負傷した。
量刑の言い渡しに先立ち、判事は新婦の家族や新郎ら数人から話を聴いた。
新郎は「あの夜のこと、妻との最後のひとときのことを毎日考える。妻は今夜が終わってほしくないと言い、私はその額にキスをした。次に覚えているのは病院で目覚めたことだ」「私が死ねばよかった」と話した。
警察によると、被告は当時25歳。時速約40キロ制限の区間を約105キロで走行していた。現場での飲酒検査を拒否したが、強制採血で測定された血中アルコール濃度は0.261%と、基準値の3倍を超えていた。
被告は法廷で「悲惨な結果の責任はすべて私にある。この罪を背負って残りの人生を送る」と話した。