鳥インフルで初の死者、ルイジアナ州で入院の患者 米

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米ルイジアナ州で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)で入院していた患者が死亡した/Cynthia Goldsmith/CDC/AP

米ルイジアナ州で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)で入院していた患者が死亡した/Cynthia Goldsmith/CDC/AP

(CNN) 米ルイジアナ州保健局は、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に感染し重症化した患者が死亡したと発表した。米国で鳥インフルエンザにより人が死亡したケースは今回が初めて。

65歳以上で基礎疾患があったとされるこの患者は鳥インフルエンザに感染し入院する前、庭で飼育していた鳥や野鳥に接触していた。

ルイジアナ州保健当局は、調査の結果、この患者の感染に関連する他の人間の症例は見つからなかったと述べた。

患者は、野鳥や家禽(かきん)にまん延している鳥インフルエンザウイルスの遺伝子型D1.1に感染していた。これは乳牛に広まっている型とは異なる。

米疾病対策センター(CDC)は先月下旬、患者に感染した鳥インフルエンザウイルスに関する遺伝子解析結果を報告。人間の上気道への感染能力を高め、人から人への感染を容易にするとみられる変化が見つかったという。この人物が接触した鳥から同様の変化は見られなかったため、感染後に変異したと考えられる。

一般市民への全般的なリスクは低いが、鶏やその他の鳥を飼育している人は、酪農や養鶏に携わる人々と同様に鳥インフルエンザ感染のリスクが高い。

動物を扱う人、病気の動物や死んだ動物、その排せつ物に接触した人は、接触後10日間は呼吸困難や目の充血に注意したほうがよい。発症した場合は、最近の接触状況について医療機関に報告すべきだという。

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