中国の海洋監視船が尖閣諸島周辺の日本領海に侵入
東京(CNN) 中国と日本の双方が領有権を主張している東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)で、中国の海洋監視船6隻が14日午前、日本の領海に入った。
中国国営新華社通信は、中国政府の声明を引用して、周辺海域で6隻はパトロール及び「取り締まり」を開始したと伝えた。
日本の第11管区海上保安本部によれば、中国の監視船は日本側の警告にもかかわらず尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入。うち3隻はその後、領海を出たという。
これを受けて野田佳彦首相は14日午前、「警戒監視に万全を期す」と述べた。
第11管区海上保安本部によれば、中国船のうち2隻は日本側の警告に対し、島は中国領だとの主張を繰り返すとともに、パトロールを行っていると返答した。日本の海上保安庁の巡視船も警戒を続けているという。