西宮駐中国大使、都内で倒れ入院 任命から2日後
東京(CNN) 外務省は13日、駐中国大使に任命されたばかりの西宮伸一氏(60)が都内で倒れ、病院に運ばれたことを明らかにした。西宮氏は丹羽宇一郎前大使(73)の後任として11日に中国大使に任命され、近く着任する予定だった。
警視庁によると、西宮氏は東京都内で倒れているのが見つかった。外務省は、健康上の問題とのみ説明し、容体について詳しいことを明らかにしていない。
日本と中国の間では、両国が領有権を主張する東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)を日本政府が国有化したことをめぐり、緊張が高まっていた。中国側は日本政府による購入を「不当であり無効」として反発、11日には同諸島の近海に海洋監視船2隻を派遣したことを明らかにした。
中国外務省の洪磊報道官は同日の記者会見で、日本が同諸島を盗んだと主張、「中国の主権あるいは領土を侵害する行為は一切容認しない」と述べていた。