工場火災の死者289人、子どもも犠牲に パキスタン
(CNN) パキスタン南部カラチの衣料品工場で11日に発生した火災は12日入っても燃え続け、地元当局によれば289人が死亡、25人が負傷した。犠牲者はさらに増える可能性もある。
カラチの消防局や地元当局者によると、死亡したのはすべて同工場で働いていた従業員で、子ども1人が含まれるという。
工場の建物が傷んでいたため消防隊が入れない場所もあり、消火作業は難航した。鉄骨構造の一部は火災による損傷が激しく、建物がいつ崩壊してもおかしくない状況だという。
出火当時、工場内には400~500人がいたとみられ、逃げ遅れて上層階から飛び降りた作業員も数人いた。地下には数十人が取り残されている可能性もあり、救出に向けた作業が進められている。
現時点で出火原因は分かっていない。