銃撃に巻き込まれたマララさんの友人「勉強続けたい」 女性の教育権訴え
事件のことをカイナトさんは断片的にしか覚えていない。犯人の男が近づいて来た時、カイナトさんは友人とウルドゥー語の試験のことを話していた。
「男は『誰がマララだ?』と尋ねました。誰かが返事をすると、男は銃撃を始め、マララは突然倒れました」とカイナトさんは言う。
だがカイナトさんは犯人の顔を覚えていない。「何も見えませんでした。銃声が聞こえただけで、何が起きたかも分からず、気を失いました」
今も事件の恐怖は脳裏から消えない。それでもカイナトさんはクラスメートの女の子たちが勉強への意欲を持ち続けることを願っている。
一方、治療のため英国に搬送されたマララさんの容態について、病院は17日、「治療にいい反応を示しており、医師たちも喜んでいる」と語った。
カイナトさんは言う。「マララは誰とでも仲良くできる子でした。できるだけ早くよくなって国に戻り、一緒に学校に行けるようになることを願っています」