銃撃に巻き込まれたマララさんの友人「勉強続けたい」 女性の教育権訴え
パキスタン北西部スワート渓谷(CNN) パキスタンで女性が教育を受ける権利を主張した14才のマララ・ユスフザイさんがイスラム武装勢力タリバーンに銃撃された事件で、一緒にいて重傷を負ったカイナト・アフマドさん(16)は18日までに現地の病院でCNNの取材に答えた。カイナトさんは「勉強を続けたい」と語り、これからも女性が教育を受ける権利の必要性を訴える考えを示した。
マララさんと同様、カイナトさんも女性はきちんとした教育を受けるべきだという考えの持ち主だ。カイトナさんは「女の子たちに言いたいのは、教育を受けるという使命を忘れないでということです」と語った。
「女子の教育は男子の教育より大事です。男子はどんな仕事でもできるけれど、女子はそうはいかないから。安心して暮らすためにも、女子は恥ずかしくない仕事を持たなければ」とカイナトさんは言う。
カイナトさんは、女子の教育を否定するタリバーンに反旗を翻したことを今も後悔していない。「神の思し召しがあれば、私は勉強を続けます」とカイナトさんは述べた。
事件後、多くのメディアや政府の関係者が病院を訪れ、女性の教育の必要性を訴えるカイナトさんの声に耳を傾けた。「信じられない事件だったけれど、たくさんの人が会いに来てくれたのはうれしい」とカイナトさんは語った。