アフガン女性警官が米民間人を射殺 カブール
カブール(CNN) アフガニスタン当局によると、首都カブールの警察本部で24日、警官養成などを請け負う米企業の男性が、アフガン人女性警官に撃たれて死亡した。
民間軍事企業ダインコープによると、死亡したのはジョージア州出身のジョセフ・グリフィン氏。49歳だった。同氏は従軍経験があり、2000年11月以降、同社で世界各国の警官養成プログラムなどに尽力。11年7月から現在の職務に就き、アフガン内務省や警察への支援を提供していた。
一方、内務省報道官によれば女性警官は40歳前後で、警察に入ったのは2年前。事件後に逮捕され、事情聴取を受けている。
アフガンでは最近、同国治安要員または兵士や警官を装った武装勢力が国際部隊などを攻撃するケースが相次ぎ、犠牲者は今年だけで50人を超えている。ただし女性の容疑者は今回が初めてとされる。
23日には北部ジョズジャン州で、警官5人が上官に殺害された。犯人は警察に潜入していたイスラム武装勢力タリバーンのメンバーとみられ、タリバーンが犯行声明を出した。
24日の事件の犯行声明は出ていない。