「テロとは無関係」とケニア大統領 ナイロビ国際空港の火災
(CNN) アフリカ東部ケニアの首都ナイロビの国際空港で今月7日に起きた大規模火災で、ウフル・ケニヤッタ同国大統領は9日、出火原因は火の不始末で、テロとは無関係との声明を発表した。
爆発が起きたり、簡易な爆発物が用いられたりした形跡はないと言明した。怠慢行為を含め出火に関係した人物が判明した場合、法律で厳しく罰するとも述べた。
ジョモ・ケニヤッタ国際空港で起きた火災では、国際線ターミナルの広範な部分が焼失し、アフリカ東部の航空網の拠点としての能力にも支障が出た。国際線の運航は8日から徐々に再開されていた。
同空港を利用する乗客は1日当たり約1万6000人とされる。
ナイロビと隣国タンザニアのダルエスサラームでは1998年、米大使館がほぼ同時刻のテロ攻撃を受け、224火が死亡、数千人が負傷する事件が起きていた。ケニアではまた、隣国ソマリアのイスラム過激派によるとみられるテロ事件も近年発生している。