英議会、対シリア軍事介入認めず 米単独で行動も
匿名で取材に応じた米政府高官は、英議会での動議否決を受けて米国が単独行動を取る「可能性」も浮上したと述べ、「(英議会の)プロセスは尊重する。だが我々は下さなければならない決断を下す」と語った。
一方、国連ではシリアの友好国ロシアの呼びかけで安全保障理事会の非公開会合が開かれ、深刻化するシリア情勢への対応について協議した。しかし西側の外交関係者によると、合意や決議の採択には至らなかった。
現地入りして調査を行っている国連調査団は31日にシリアを出国し、潘基文(パンギムン)事務総長に調査結果を報告する見通し。潘事務総長は直ちに安保理への報告を行うはずだとこの外交関係者は話している。