「講習中」に爆弾爆発か、武装組織の21人が死亡 イラク
(CNN) イラク中部サマラの民家で10日に爆発があり、武装組織のメンバーとみられる21人が死亡、6人が重傷を負った。警察は、自動車爆弾についての講習中に手違いで爆発が起きたとみて調べている。
警察によると、民家からはカメラが見つかっており、車に爆弾を仕掛ける様子が撮影されていた形跡があるという。
治安当局者は大きな爆発音を聞いて現場に駆け付け、バラバラになって吹き飛んだ遺体を発見。現場から逃げようとした男4人は逮捕した。
警察は、この民家が国際テロ組織アルカイダ系の「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」の訓練拠点になっていたと見ている。現場からはアルカイダ系組織が使う旗なども見つかったという。
サマラはイラクの首都バグダッドから約110キロ北部にあり、住民はイスラム教スンニ派が大多数を占める。
この事件とは別に、イラク国内ではこの日も各地で銃撃や爆発が相次ぎ、警察によると少なくとも14人が死亡、29人が負傷している。