南北離散家族の再会事業、3年ぶり実施
ようやく再会を果たしたチャンさんは、震える手で弟と妹の手を握った。妹は「列車が通るたびに(ジャンさんのことを)思った。お兄さん、本当に会いたかった」と泣き崩れた。
機関士をしているチャンさんの息子は、北朝鮮の叔父と叔母に、「いつか列車を運転して戻って来ます。それまで元気で長生きしてください」と語りかけた。
高齢で体調がすぐれない人も多く、韓国から参加した82人のうち、19人は車いすに乗り、2人は救急車で会場に向かった。点滴を受けながら参加した人もいた。