北朝鮮で拘束中の米国人男性、労働収容所へ移される
(CNN) 北朝鮮で15年の労働教化刑を言い渡され、同国で拘束されている韓国系米国人のペ・ジュンホ(米国名ケネス・ペ)氏が、体調悪化を理由に入院していた病院から強制労働収容所に移された。米国務省が7日に明らかにした。
国務省のジェン・サキ報道官は、米国は今回の動きについて「深く憂慮している」とし、さらに「ペ氏の体調についても引き続き重大な懸念を持っており、人道的見地からペ氏に特赦を与え、直ちに釈放するよう改めて北朝鮮政府に要請した」と述べた。
ペ氏は2012年11月、北朝鮮北東部羅先(ラソン)で逮捕された。ペ氏の親族によると、敬けんなキリスト教徒で3人の子の父親であるペ氏は、中国で北朝鮮専門の旅行会社を経営していたという。
北朝鮮は、ペ氏が宗教活動を通じて北朝鮮政府の打倒を目指す敵対的行為を行ったと主張している。