米ロ首脳が電話会談、ウクライナ情勢を協議
(CNN) ウクライナ情勢を巡ってオバマ米大統領とロシアのプーチン大統領は6日、電話で1時間あまりにわたって協議した。ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「ロシアの行動はウクライナの主権を侵害している」と強調、外交努力による事態打開を促したという。
これに先立ちケリー米国務長官とロシアのラブロフ外相も直接協議に臨んだ。ケリー長官は会談後、記者団に対し、政治的な解決に向けて今後も交渉を続けることで合意したと語った。
一方、EU諸国は同日、ロシアとのビザに関する2国間協議を中断すると表明。渡航禁止や資産凍結、EUとロシアの首脳会談中止に踏み切る可能性もあると通告した。
これに対してロシアは、ウクライナの暫定政権との直接対話も拒んでいる。同国のチュルキン国連大使は同日開かれた国連安全保障理事会の会合後に、ロシアはウクライナの新政権を正当な政府として承認しないと表明した。