チャーチル元英首相の血、競売に
(CNN) 第2次世界大戦時の英首相チャーチルは、下院での演説で「私から差し出すことができるのは、血と労苦、涙、汗だけだ」と述べた。そのチャーチルの血が近くオークションにかけられる。
英競売会社デュークスは、1962年に採取されたチャーチルの血が入った小瓶のオークションを3月12日に行うと発表した。
チャーチルはこの年、ベッドから転落して骨折し、数週間にわたりミドルセックス病院に入院した。血液はその病院で採取されたものだ。
デュークスによれば、採血を担当したのは看護学生のパトリシア・フィッツギボンさん。結局血液は使われず、捨てられそうになっていたのをフィッツギボンさんがもらい受けたという。
フィッツギボンさんは亡くなる前にこの小瓶を友人に贈った。売り手はこの友人で、小瓶にはその由来を証明するフィッツギボンさんの署名が入った書類も付属している。
チャーチルは1965年に90歳でこの世を去った。今年は没後50年にあたる。