襲撃犯、自爆ベスト着用も起爆阻止 チュニジア博物館テロ
(CNN) チュニジアの首都チュニスで発生した博物館テロ事件で、同国のカイドセブシ大統領は26日までに、銃乱射の実行犯は爆弾を巻き付けたベストを着用していたものの治安部隊に撃たれ、起爆が阻止されていたとの事実を明らかにした。
CNNとの会見で述べたもので、爆弾がさく裂していたら被害はより甚大な規模になっていたと指摘した。
事件では容疑者2人の身元が突き止められているが、博物館で射殺された2人と同一人物なのかは不明。襲撃犯とみられる3人目の行方も追っている。
同大統領によると、事件発生後、これまで容疑者計15人が逮捕された。実行犯の組織的な背景については、隣国リビアで軍事訓練を受けたイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の構成員とみなしていることを明らかにした。