リチャード3世を再埋葬、カンバーバッチさんが詩朗読 英
イングランド・レスター(CNN) 15世紀のイングランド王、リチャード3世の再埋葬式が26日、英イングランド中部レスターの大聖堂で行われた。
遺骨は2012年8月、レスター中心部の駐車場のアスファルトの下から発掘され、大きな話題となった。
遺骨はレスター大学の研究者らによって詳しく調べられたが、埋葬地をどこにするかを巡る争いは2年にわたって続いた。だが26日、遺骨は王の一族の末えいであるマイケル・イブセンさんの手によって棺に入れられた。イプセンさんのDNAは王の遺骨の身元確認に使われた。
再埋葬式には多くの参列者が集まり大混雑となった。この式のためにレスター大聖堂は一部を改修した。
式では英国国教会のジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教が祈りを唱えた。棺には聖水のほか、誕生から死までリチャード3世の生涯の節目となった重要な場所の土もまかれた。またリチャード3世がカトリックの信者だったことから、特別に作られたロザリオが入れられた。