北朝鮮「核交渉に関心ない」 イランとの違い強調

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北朝鮮の寧辺核施設。2008年2月23~27日に撮影 (C)Brian Rokus/CNN

北朝鮮の寧辺核施設。2008年2月23~27日に撮影 (C)Brian Rokus/CNN

(CNN) 北朝鮮外務省の報道官は21日、イランの核開発問題で同国と欧米など6カ国が最終合意に達したことに関連し、北朝鮮が同様の交渉に応じる可能性を強く否定した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

同報道官は、北朝鮮とイランでは「事情が全然違う」と強調。「核の凍結や放棄を迫る対話にはまったく関心がない」「北朝鮮の核抑止力は、交渉のテーブルにのせるようなおもちゃではない。米国の核の脅威と敵対政策から主権と権利を守るために不可欠の手段だ」と語った。

イラン核協議は先週、同国による核開発計画の制限と引き換えに欧米側が制裁を解除することで最終合意に達した。

北朝鮮の核開発はイランよりはるかに進んだ段階にある。米国務省の対イラン交渉担当者は先週、北朝鮮がこの最終合意を受けて、「現在歩んでいる危険な道」を再考することを願うと話していた。

北朝鮮の核開発をめぐる6者協議は2008年を最後に開かれていない。米国は協議再開の条件として、北朝鮮が非核化に向けて行動することを求めている。

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