ロシアのシリア介入は「うまくいかない」 米国連大使が批判
国際社会では最近、シリアからの難民が大挙して欧州へ押し寄せている問題をきっかけに、同国の内戦に対する関心が改めて高まっている。
この4年間で少なくとも20万人の死者が出たとされ、人権団体は31万人が死亡したと主張している。
米政権は関与に消極的との批判を受けているが、パワー氏は「批判されるべき対象はロシアやイランではないのか」と反論。両国が、国民を迫害する政権を支援し、「意図するかしないかにかかわらずテロの台頭を誘発している」と非難した。
そのうえで「プーチン大統領やイラン政権は考え方を根本的に改め、町を全滅させてテロ問題を解決しようとする作戦は非生産的だと認識する必要がある」と強調した。