米軍、リビアのISIS拠点を空爆 外国でのテロ計画か
サブラタ市の治安当局者によると、リビア人の男が昨年、同市内の住宅の拡張を開始した。過去数カ月にわたり、複数のグループに属する戦闘員を連れ込んでいたという。この住宅は今回の空爆で破壊された。
また米当局者によると、米国はこの数週間、戦闘員らが標的となった場所に出入りして特殊訓練とみられる訓練を積んでいるのを注視。通常の訓練の範囲を超えており、外国への攻撃を計画しているのではないかとの懸念が広がっていた。
サブラタ市の市長はこの場所が外国人戦闘員に対するISISの勧誘拠点になっており、その大半はチュニジア出身者だったと指摘。死者にはヨルダン人の女性も含まれているという。
米軍はISISの拠点が集中するイラクやシリアのほか、リビアでも空爆を行ってきた。リビアでは2011年、長期にわたったカダフィ独裁政権が崩壊して以降、国内情勢の混乱が続き、武装集団の温床となっている。