米軍、リビアのISIS拠点を空爆 外国でのテロ計画か

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(CNN) 米軍は19日、リビア北西部サブラタにある過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の特殊訓練キャンプを空爆し、同市議会によると、少なくとも43人が死亡した。標的には、昨年チュニジアで起きたテロ2件に関与した幹部が含まれていたとみられる。米当局者は、欧州など北アフリカ域外の地域を狙ったテロ攻撃が計画されていた可能性があると明かした。

標的となったのはアフリカや中東から集結してきた外国人グループで、そこにはチュニジア出身のISIS幹部、ヌレディーン・ショーシャン容疑者もいたとみられる。ショーシャン容疑者が今回の空爆で死亡したかは現時点で不明。

ショーシャン容疑者は、昨年チュニジアの首都チュニスにあるバルドー博物館で起き23人が殺害されたテロのほか、北東部スースの海岸リゾートで起き38人が死亡したテロにも関与していたとみられる。両事件ともISISが犯行声明を出している。

サブラタ市議会によると、米軍の空爆は19日朝、同市内の一部を標的に実施され、少なくとも43人が死亡、6人以上が負傷した。リビア赤新月社の報道官は、死者数はさらに増える可能性があるとしている。サブラタはリビア北西部の沿岸地域にあり、住民の大半はチュニジア出身。

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