シリアで連続爆弾テロ、122人死亡 ISISが犯行声明
(CNN) シリアからの情報によると、同国西部の都市ホムスと首都ダマスカス南郊で21日、車爆弾と自爆によるテロが続発し、少なくとも122人が死亡し、数十人が負傷した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がメッセージアプリ「テレグラム」を通し、両方の爆弾テロについて犯行声明を出した。
国営シリア・アラブ通信(SANA)は、ホムス中心部にあるアサド政権支配下のザフラー地区で車に仕掛けられた爆弾2発が爆発し、39人が死亡したと伝えた。英ロンドンに拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」は死者46人、負傷者100人以上と報告している。
また国営メディアが治安筋の話として伝えたところによると、ダマスカス南郊のサイイダ・ザイナブ地区では3人が自爆した。少なくとも83人が死亡し、178人が負傷したという。シリア人権監視団は、実行犯のうち1人は車に乗って自爆したとの見方を示した。
ホムス県のバラジ知事はSANAとのインタビューで、「膨大な量」の爆発物を仕掛けた2台の車がバス停の近くで爆発したと語った。国営テレビのイクバリアは、学生や出勤途中の政府機関職員が標的になったと報じた。