シリアで連続爆弾テロ、122人死亡 ISISが犯行声明
現場からの映像には、数十台の車が破壊され、近隣の建物が大きく損壊した様子が映っている。
ザフラー地区の住民は、アサド政権を支持するイスラム教シーア派の分派アラウィ派が大半を占める。バラジ知事は、政権の支持基盤を狙った攻撃との見方を示した。同地区では昨年12月から今年1月にかけて今回と同じような爆破テロが3回発生し、いずれもISISが犯行声明を出していた。
シリア内戦をめぐっては、今月ミュンヘンで和平協議が開かれ、米国、ロシアなど十数カ国が停戦で合意したものの、実効性は疑問視されている。
米国のケリー国務長官は21日、訪問先のヨルダンでジュデ外相との共同記者会見に臨み、「停戦は可能だ」「実現が近付いている」と強調した。ケリー長官は同日、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、停戦の手順について協議したとされる。