クルド人部隊、ラッカ奪還へ軍事作戦 ISIS「首都」
(CNN) シリアで米軍の支援を受けて過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦っているクルド人とアラブ人の部隊は24日、ISISが「首都」と称する北部ラッカの奪還に向け、同市北郊に攻め込むと宣言した。
クルド人勢力とアラブ系反体制派が昨年結成した「シリア民主軍」が、ソーシャルメディアなどを通して発表した。
ラッカの反ISIS活動団体はツイッターを通し、同市北郊ですでに衝突が起きていると伝えた。北部コバニのクルド人勢力の報道官も、ラッカから北へ約50キロ離れた複数の村で戦闘があったと述べた。
米軍が主導する対ISIS有志連合のウォーレン報道官は、有志連合の要員がシリア民主軍に本部から「助言と支援」を提供していると話す一方、前線で交戦してはいないと述べた。同報道官はまた、有志連合は空爆による援護を続けるとも語った。
一方ロシアのラブロフ外相は24日、シリアで有志連合やクルド人部隊の作戦に協力する用意があると表明した。
イラクでも23日から、軍と有志連合が中部ファルージャをISISから奪還する作戦を開始している。