北朝鮮、潜水艦弾道ミサイル発射か 飛行失敗の可能性
ソウル(CNN) 韓国の合同参謀本部は9日、北朝鮮が東部の新浦市の南東部にある海上で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられるミサイル1発を発射したと発表した。発射は現地時間の同日午前11時半ごろで、場所は咸鏡南道(ハムギョンナムド)近くとなっている。
同本部は発射は成功したが、飛行は初期段階で失敗に終わったとみられると推測した。その上で、北朝鮮による挑発的な行動を強く非難すると強調した。
今回のSLBM発射は、米韓両国が8日、北朝鮮の弾道ミサイルなどの脅威に対抗する、高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の在韓米軍への配備決定の発表を受けて行われた格好となっている。サード配備の合意は数カ月間にわたる協議をへたものとなっている。
北朝鮮は過去にもSLBM発射を実施したことがあり、今年4月には成功したと主張していた。