北朝鮮で深刻な洪水被害、政府が異例の支援要請
ウィリアムズ教授によると、洪水の被害が広がっているのは北朝鮮の中でも特に貧困が深刻な地域で、強制労働所や体制に敵対するとみなされた勢力の拠点もあるという。労働党は、被災者の窮状よりも、住民の間に不満が広がって体制の転覆を謀る動きにつながることを警戒しているようだと同教授は推測する。
北朝鮮は5回目の核実験を強行したばかりで、国際社会からの非難が集中し、国連安全保障理事会の制裁強化も予想される。
「北朝鮮が英語で支援を訴えている背景には、被害の大きさを考慮して国際社会が反応してくれるかもしれないというかすかな期待があるのかもしれない」とウィリアムズ教授は話している。