デンマークの政党、難民対策で「スプレー」配布 非難の声殺到
欧州では最近、南仏ニースのトラック暴走テロや独アンスバッハの爆弾テロなど、移民や難民による攻撃が続発している。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は声明で、スプレー配布に「強い遺憾」を表明する一方、「関与しているのはごく少人数の集団。大半のデンマーク人は断固非難しているに違いない」との見方を示した。
しかしカールセン氏は、UNHCRのような機関が難民の大量流入を促すことにより、欧州が破壊されるとの危機感を示す。「難民が全員レイプ犯だと言っているわけではないが、大量流入という点が問題だ。大量の難民が、もともと欧州に住む我々に取って代わることになるだろう」と警告を発した。
同党は公式ウェブサイト上で、次回総選挙に参加するためには2万人余りの署名が必要だと説明している。カールセン氏は「この2日間で700件の署名があった」と語り、「次の選挙に参加できることを確信している」と力を込めた。