イエメンの食料危機深刻化、数百万人が飢餓の恐れ
WFPによると、ホデイダなどイエメンの各地で5歳未満の子どもの急性栄養失調率は31%に達し、非常事態とみなされる15%の2倍を超えている。
6月の報告書では、イエメンで1410万人が食料不足に見舞われ、うち700万人は深刻な食料不足に陥っているとした。
地域によっては人口の70%が食料の確保に苦労している状態で、WFPでは3月まで食料援助を続けるために、2億5700万ドル(約270億円)以上が必要だとしている。
栄養失調の息子を病院に連れて行くため近所の人からお金を借りたという26歳の母親は、「息子には母乳を与えているが、だんだん弱って日に日に体重が減っていく。十分な食事どころか子どもたちに食べさせるものもほとんどない」とWFPに訴えた。