英上院、EU離脱法案で修正可決 離脱プロセスに遅れも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
英上院がEUからの離脱通告に関わる法案の修正を可決

英上院がEUからの離脱通告に関わる法案の修正を可決

ロンドン(CNN) 英上院は1日、欧州連合(EU)からの離脱通告を行う権限をメイ首相に与える法案の一部修正案を可決した。

修正案は英国内に合法的に居住しているEU加盟国の国民が、英国のEU離脱後も同じ権利を保障されることを求めるもので、358対256で可決された。メイ首相の与党・保守党の議席数は上院では過半数に達していない。

今後、修正案は下院に差し戻されて審議される。政府は31日までに離脱プロセスを正式に開始することになっていたが、この期限を守れない可能性も出てきた。下院は2月、EU市民の権利が守られることを確認した上で、修正することなく法案を通過させている。

ラッド内相は28日、離脱交渉においてEU加盟国の国民の権利は最優先課題となると強調する書簡を上院に送り、無修正での可決を求めていた。

もし下院で修正案が否決されれば、法案は再び上院に戻される。政府は慣例により、上院の承認がなくとも無修正の法案を成立させることも可能だ。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]