ヤフーへのサイバー攻撃、米司法省がロシア当局者を起訴
モスクワ(CNN) 米司法省は15日、2014年に起きた米ネットサービス大手ヤフーへのサイバー攻撃に関与したとして、ロシア連邦保安局(FSB)の職員ドミトリー・ドクチャエフ被告ら4人を起訴した。
モスクワでは昨年12月、同名のFSB職員を含む4人が逮捕され、今も身柄を拘束されている。弁護士によれば、4人は国家への反逆行為を行ったとして起訴されたという。
米司法省によれば、ドクチャエフ被告はFSBの情報セキュリティセンター、通称「センター18」の所属。12月にモスクワで逮捕された男と同一人物かどうかは司法省は確認できないとしている。
起訴状によれば、ドクチャエフ被告と同じくFSB職員のイゴール・スシン被告は「米国内および他の場所で共犯者がコンピューターへの不法侵入による情報収集活動を行うのを保護し、指示し、支援し、報酬を支払った」とされる。
ロシアでは12月、センター18のセルゲイ・ミハイロフ副所長も逮捕されている。ロシアのインタファクス通信によれば、ドクチャエフ被告とともに「米中央情報局(CIA)に協力した」疑いが持たれているという。
ドクチャエフ被告はFSBに入局する前から、ハッキングに関しての専門家だった。ハッキングのハウツーに関する記事も書いていた。