メキシコ南部、2度の新たな地震 救助作業中断も
(CNN) 米地質調査所(USGS)は23日、メキシコ南部オアハカ州で同日、マグニチュード(M)6.1とM4.5の地震が発生したと報告した。
23日朝に起きたM6.1の揺れの震源は同州マティアス・ロメロ町に近い。震源の深さは9キロ。同町は首都メキシコ市から南東へ約275マイル(約443キロ)離れている。
今回の震源は、メキシコで今月発生した同国南部沖の太平洋を震源とするM8.1の地震とメキシコ市にも近い中部を震源とするM7.1の地震のほぼ中間地点に位置する。
USGSの初期観測値によると、M4.5地震の震源はサン・ヘロニモ・イステペクから北東へ15キロで、深さは8.9キロ。
メキシコの公共安全対策当局によると、M6.1の地震でメキシコ市が大きな被害を受けた形跡はない。地震の発生を受け市内には警報サイレンが鳴り響き、M7.1地震で倒壊した建物で続けられていた救助活動が一時中断するなどの影響を受けたという。
M8.1の地震では約100人の犠牲者が出たとされ、M7.1の地震の死者は300人以上とみられている。