グリーンランドの「人道的な刑務所」、19年完成へ さながら豪華ロッジ
刑務所は住居と職場、学校、スポーツ施設や図書館、診療所や教会を配置した小さな村として設計されている。
施設の面積は8000平方メートル。居室76室のうち40室は重警備の「閉鎖」型だが、残り36室は自由度の高い「開放」型で、受刑者はヌーク市内への通勤も認められる。
居室は12平方メートルだが、柵のない窓の外には沖合の島にそびえる山の絶景が広がる。共有スペースには地元の芸術家による風景画が飾られ、伝統的な装飾がほどこされる予定だ。
受刑者同士の接触を管理しやすいように3階のフロアに分けた間取りを工夫する。看守は武器を持つ必要がなく、受刑者らと温かい関係を築くことができる。