インドネシアのリゾート地でM6.9の地震、死者82人
(CNN) インドネシア東部のリゾート地、ロンボク島で5日の日没後に強い地震が発生し、インドネシア赤十字によると少なくとも82人が死亡した。
米地質調査所(USGS)は当初、マグニチュード(M)7と発表したが、その後M6.9に修正した。さらにM4.3~5.4の余震も続いた。
USGSによると、震源はロンボク島北端付近、震源の深さは約31キロ。ロンボク島の西側に位置するバリ島でも強い揺れを感じた。現地には一時、津波警報が出されたが、その後解除された。
赤十字によると、けがをして病院へ運ばれた人は数百人、損壊した家屋は数千棟に及ぶ。赤十字のボランティア要員4人が負傷し、病院へ搬送されたという。
インドネシア観光当局によると、観光客が負傷したり被災したりしたケースは報告されていない。
ロンボク島の一部で停電が起きている。震源に近い町では固定電話や携帯電話が通じなくなった。
ソーシャルメディアに投稿された画像によると、バリ島の空港では天井の大きなタイルがぶら下がったり、落下したりする被害が出た。バリ、ロンボク両島の空港の発着便は引き続き運航されている。
ロンボク島では先月29日にもM6.4の地震が発生し、十数人の死者が出ていた。