米主導の有志連合、シリアでモスクなど空爆 ISISの「司令部」
ワシントン(CNN) シリアで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦を続ける米軍主導の有志連合は先週から今週にかけ、イラク国境付近の町でISISの複数の施設を空爆した。この中には、ISISが司令部として使っていたモスク(イスラム教礼拝所)も含まれていた。
有志連合の発表によると、1回目の空爆は18日に実施し、ISISメンバー12人が死亡した。
標的となったモスクについて、有志連合は「通常なら戦争法で保護されている宗教施設だが、ISISはここで攻撃を立案、指揮していた」と説明した。
2回目の空爆は22日で、ISISの施設数カ所を破壊した。ISISはこれらの施設を拠点に、米国の支援を受けてISISと戦う「シリア民主軍(SDF)」に攻撃を仕掛けていた。
有志連合の報道官によると、空爆では民間人に危険が及ばないよう、標的の施設を事前に監視し、ISISのメンバー以外にだれもいないタイミングで精密誘導爆弾を投下したという。