米放送局の取材班、ベネズエラで一時拘束 大統領取材時に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米放送局ユニビジョンの記者らがベネズエラで一時拘束された/Shutterstock

米放送局ユニビジョンの記者らがベネズエラで一時拘束された/Shutterstock

(CNN) ベネズエラの首都カラカスで25日、マドゥロ大統領にインタビューしていた米スペイン語放送局「ユニビジョン」の取材班が約3時間にわたって拘束された。

ユニビジョンによると、著名キャスターのホルヘ・ラモス氏が大統領宮殿でマドゥロ氏へのインタビューを始めた直後、マドゥロ氏が質問に腹を立てて会話を打ち切り、側近らがチームの機材を押収した。

ラモス氏はその場で本社に電話をかけて事情を説明したが、通話中に電話を取り上げられたという。

ユニビジョンはただちに米国務省に連絡。これを受け、ブライヤー国務次官補がツイッター上で取材班の解放を求めた。ヒューマン・ライツ・ウォッチなどの人権団体も解放を呼び掛けた。

ユニビジョン幹部のツイートによると、チームは約3時間後に解放されて滞在先のホテルへ向かった。

ラモス氏は解放後、ユニビジョンの臨時ニュースに電話出演して状況を説明した。それによると、マドゥロ氏とのインタビューでごみ収集車から食べ物をあさる若者たちのビデオを見せたところ、同氏が激怒した。取材班は拘束されて取り調べを受けた。取材テープは取り上げられたままだという。

取材班のメンバーは25日深夜のツイートで、26日午前のうちにベネズエラ国外へ退去するよう命じられたことを明らかにした。ホテルは包囲され、外出できない状態だと訴えている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ベネズエラ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]