ポンペオ米国務長官、マドゥロ大統領を「暴君」と非難
(CNN) 政情不安が続く南米ベネズエラ情勢で、米国務省のポンペオ長官は、外国からベネズエラへの支援物資搬入を妨害したマドゥロ大統領を「暴君」と呼んで非難した。
ポンペオ長官は23日のツイッターでマドゥロ大統領を非難し、「ベネズエラで民主主義の平和的な復活に反対する者に対し、(米国は)行動を起こす」と警告。「人道支援のベネズエラ到達を拒むマドゥロを非難する。飢えた国民への食料を阻止するとは何たる暴君。支援物資を積んだトラックが炎上する画像には強い嫌悪感を覚える」と述べている。
ポンペオ長官はさらに、「グアイド暫定大統領が人道支援の配送網を築いている一方で、マドゥロはその入国を阻み、武装した犯罪集団を送って罪のない市民を攻撃している」と主張した。
ベネズエラでは国際社会からの支援物資について、マドゥロ大統領が受け取りを拒否しており、隣国コロンビアとの国境地帯で衝突が激化している。